Nippon Archives 富士山223

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「富士山と山開き」


現代では、レジャーやスポーツとして誰でも容易に登山を楽しみますが、かつて神霊が宿る山に登ることは信仰行事とされ、普段は登山が禁じられていました。夏の一定期間だけ、人々の登山が解禁され、これが「山開き」の起源だといわれます。富士山の山開きは、旧暦の6月1日(現在の7月1日)。まず、富士山本宮浅間大社で安全を祈願する「開山式典」が行われ、その後、村山浅間神社で「みそぎの神事」や「護摩焚き神事」などが営まれます。その他にも、「ミス富士山コンテスト」や「富士開山奉納手筒花火」などの行事があり、人々は待ち焦がれたこの日を賑やかに祝ってきました。登山客は、夜明け前から登頂し、ご来光を拝みます。日本一高く、日本の全方位が見渡せる富士山は、今も昔も人々を受け入れ、万物を見つめる心を伝えてきました。約2ヶ月後の閉山までが富士山の登山シーズンとされています。